自転車でのアユタヤ観光は要注意
タイの人気観光スポット「アユタヤ遺跡」を回る手段としては、主にトゥクトゥクをチャーターするか、自転車・バイクをレンタルする方法があります。
今回は安さをとって自転車で遺跡巡りをしてきましたが、結果として大きなデメリットにぶち当たることになりました…。
アユタヤ遺跡の自転車観光を考えている方はぜひ参考にしてみてください。
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アユタヤで自転車をレンタルする方法
レンタサイクル屋さんは、アユタヤ駅を出て正面の道をまっすぐ進んだ先にいっぱいあります。
川を挟んで両側どちらでも自転車を借りることができますが、遺跡の多くは対岸にあるため、個人的には船で渡ってからレンタルすることをおすすめします。(船に自転車を乗せてもらうこともできるみたいですが、往復それをやるのは普通にめんどくさいですよね。)
レンタサイクルの相場は1日あたり、
- ママチャリ…50バーツ
- マウンテンバイク…100バーツ
です。
デポジットが不要の場所もあるようですが、僕が借りた店では代表者のパスポートを1つ預けました。
また、自転車と一緒にチェーンも渡されるので、各遺跡の駐輪場についたら必ずかけ忘れないようにしましょう。
アユタヤ遺跡を自転車で観光するメリット
- 安すぎる料金
- 楽しい
安すぎる料金
アユタヤを自転車で観光する一番のメリットは料金の安さですね。
バイクのレンタル相場が150バーツ
トゥクトゥクチャーターの相場が1時間あたり200バーツ
に比べて、自転車は1日50バーツという破格。
バンコクからアユタヤへの移動に鉄道を使うことで、交通費は合計80バーツほどで観光できちゃいます。
楽しい
自転車だと色々と不便な面はありますが、外国の土地でローカルな雰囲気を味わいながらのんびりと遺跡をめぐるのはやはり楽しいです。
バイクでも同じことがいえますが、その場の気分でちょっと路地裏に入ってみたり、お店に入ってみたり、トゥクトゥクチャーターよりも小回りがきき、交渉など面倒なことがないのは大きなメリットですね。
あとはもう、自転車でのアユタヤ観光は完全に部活なので、辛いことを一緒に乗り越えることで一緒に行った人たちの間で団結感が生まれます。笑
アユタヤ遺跡を自転車で観光するデメリット
- 想像以上の疲れ
- 時間に追われる
- 天気との戦い
- 野良犬の危険性
想像以上の疲れ
続いてデメリットですが、
まず、いうまでもなく日中のアユタヤは暑すぎます。
遺跡の中も日陰がほとんどないので、常に日光にさらされる状態に…。
また地図で見るとこじんまりしているアユタヤですが、遺跡と遺跡の距離は思ったより離れており、交通量も意外と多いので、車に注意しながら自転車を長時間こぎつづけるのは本当に疲れます。
時間に追われる
事前にルートを決めていたとしても、やはり知らない土地なので、地図はいちいち確認しなければいけません。
特に日帰り観光の場合は、自転車の返却時間や帰りの電車の時間に追われることになるので、常に時間との戦いです。
そもそも自転車観光だと1日で遺跡を全て周りきるのは難しい中、少しでもトラブルにみまわれたりすると、泣く泣く訪れる遺跡の数を減らさなければいけない、といったことも起こりえます。
天気との戦い
タイの天気はかわりやすく、予報はあまりあてになりません。(特に雨季の場合)
突然雨に降られたとしても、トゥクトゥクならまだ少しは防げますが、自転車やバイクの場合はいっかんの終わりです。
実際僕が行った日も、途中から雲行きが怪しくなり、帰りの電車で豪雨にあうというギリギリの戦いでした。
野良犬の危険性
アユタヤにかぎったことではありませんが、東南アジア諸国にはいたるところに野良犬がいます。
そしてこの野良犬、なぜか自転車に対してかなり攻撃的です。
実際僕も、アユタヤ観光の終盤で疲れきってるときに野良犬に追いかけられ、危うく噛みつかれるところでした。
カンボジアにいたときも、アンコールワットの朝日観光に自転車で向かっている途中に噛まれたと言っていた人がいましたし、被害の声はけっこう多いです。
東南アジアで自転車旅をすると、野良犬に噛まれるリスクもあるということは頭の片隅に入れておきましょう。
野良犬との仁義なき戦いについてはこちらの記事から↓
タイで野良犬に襲われたくせに狂犬病の予防接種をしない理由
実際に自転車観光をして得た学び
- ママチャリは選ばない
- 日本人村は最初に行くか、そもそも行かない
ママチャリは選ばない
結論を述べると、ママチャリでアユタヤ遺跡を回るのはかなりの修行です。
基本的に地形は平坦ですが、のぼりくだりをくり返すような場所も中にはあるので、ギアも乏しいボロボロのママチャリでは相性が悪すぎます。
どうしても自転車で観光したいという方はマウンテンバイクのレンタルを考えてみましょう。
日本人村は最初に行くか、そもそも行かない
アユタヤには、14世紀〜18世紀の間に存在していた日本人町の跡があります。
当時の町の様子や、アユタヤと日本の交流の歴史などを学ぶことができてとても面白い場所ではありますが、遺跡の数々から少し離れているのが難点。
遺跡群がある地区から日本人村へ向かうには、橋をわたりまあまあの距離をこぐ必要があります。
そして僕らみたいに道を少し間違えると、こんな道なき道(?)を自転車を担いで登ったりしなければいけません。
これが観光の終盤にやってくるのは悲劇でしかないので、日本人村に行くと決めている場合は、ルートの最初に持ってきましょう。
どちらにしても日本人村を往復するとかなりの体力が奪われるので、そもそも自転車で行くには適していない場所かもしれません。
チャリ旅はいいところと悪いところ半分ずつ
以上、アユタヤ遺跡を自転車を借りて観光したときに感じたメリットとデメリットをお届けしました。
正直にいうと、後悔と充実感をちょうど半分ずつ感じた旅でしたね。
一概におすすめできる、できないとは言えないので、ご自身の予算や目的に合わせて検討してみてください。
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