過酷だけど素晴らしすぎるバトゥ洞窟
イスラム教国であるマレーシアに存在する、ヒンドゥー教の聖地「バトゥ洞窟」。
本堂までの道のりは予想以上に険しいものでしたが、その労力に値する素晴らしい景色をみることができました。
今回は、そんなバトゥ洞窟の見どころを紹介していきます。
バトゥ洞窟の概要
バトゥ洞窟は、マレーシアにおけるヒンドゥー教の聖地となっている洞窟。
首都クアラルンプールから電車や車で20分ほどで行くことができます。
1月下旬から2月上旬の時期には、「タイプーサム」というヒンドゥー教最大のお祭が行われる場所でもあります。
入場料:無料
開場時間:8時〜19時
年中無休
バトゥ洞窟への行き方
僕はKLセントラル駅からKTMコミューターに乗り、Batu caves駅まで直行しました。
料金は2.8リンギット(約70円くらい)。
UBER等配車アプリも使えましたが、20リンギットくらいかかるようでした。
電車に比べたら高いですが、20リンギットは500円くらいなので、選択肢としては全然ありですね。
タクシーをお考えの方はご参考に。
バトゥ洞窟観光の見どころを紹介
駅を出るとハヌマーン像がお出迎え
Batu caves駅を出て、最初に目に入ってきた景色がこちら。
左側になんか緑の人いますね。
インド神ハヌマーンの像です。
ハヌマーンは猿の形をしたヒンドゥー教の神様で、『西遊記』の孫悟空のモデルにもなってるらしい。
入り口まではお店が並んでいます
バトゥ洞窟の入り口までの道には、お土産屋さんや食べ物屋さんなどが並んでいます。
この後は体力との戦いが待っているので、とりあえずここで腹ごしらえをすることに。
周辺にはこういったレストランが何店舗かあるので、よほどの混雑がなければすぐに食事を済ますことができます。
いざ心臓破りの階段へ
こちらがバトゥ洞窟への入り口。
写真中央に見える272段の階段を登って本堂へ向かいます。
この階段がまた急な上に1段あたりの幅が狭いので、想像以上に体力を奪われます…。
階段のそばに建つこちらの像は、ヒンドゥー教の神様「ムルガン神」。
巨大すぎるし、金色だし、存在感がえげつない…。
階段前で服装チェック
階段の入り口の門。
彫刻が細かいですね。
ここで服装を軽くチェックされますが、なんだかそれほど厳しくないようで、足が露出していてもスルーできちゃってる人もいました。
急勾配の階段に困惑
この写真で少しは伝わるでしょうか。
この階段、本当に急すぎです。
あと足元に注目していただくとわかると思いますが、階段の幅が本当に狭い。
みんな、足はみ出ちゃってますよね…
階段の途中には、こういったヒンドゥー神話に基づく展示物があったりします。
だいぶ登ってきましたね。
とどまることを知らない汗のおかげで、登上前に買った水が一瞬で底をつきました。
しかし上から見ると、さらに急勾配が目立ちます。
これ、帰りは高所恐怖症の人にとってはなかなかハードな気がします。
洞窟内部に潜入!
頂上に到着しました。
洞窟の入り口にもヒンドゥー教の神様が。
想像以上の洞窟の広さにうっとり…。
工事中でしたが神秘的であることにかわりはないですね。
ちなみにこの洞窟を作り出している石灰岩は、約4億歳だそうです。(wikipedia参照)
洞窟内部にも、ヒンドゥー神話に関する展示物がいくつかありました。
洞窟の奥に見える階段を登ると本堂があるようです。
(もう階段いやだ…)
洞窟の再奥にある本堂
ようやくバトゥ洞窟の本堂に到着。
なんかヒンドゥー教の建造物って、カラフルで親しみやすくて個人的には好きです。
本堂の屋根でお祈りしているお方の頭に止まる、バチ当たりな鳩を激写。
一番の見どころは本堂の上の吹き抜け
本堂の上を見上げると、そびえ立つ岩肌に囲まれて優しい光が差し込んでいました。
風がスーッと通っていて心地よい涼しさです。
すごく幻想的な空間で、ここを聖地にする理由もよくわかります。
階段を登ってくるときは想像もしていませんでしたが、272段を登ってくる価値は間違いなくありますね。
しばらくここでぼーっとしてから、バトゥ洞窟を後にしました。
バトゥ洞窟観光は服装と動物に注意!
- カジュアルすぎる格好はNG
- 動物に注意
バトゥ洞窟を観光する際はこの2点に気をつけましょう。
カジュアルすぎる格好はNG
階段が登りづらいため動きやすい服装で行くのがおすすめですが、バトゥ洞窟は神聖な場所なので、カジュアルすぎる格好はNGです。
具体的には、ショートパンツやノースリーブなどで訪れると、入り口で止められる可能性が高いです。
ただし有料でストールをレンタルすることもできるので、いざというときはこちらを利用しましょう。
動物に注意
階段の前の広場には大量のハト。
駅を出たところにはサル。
階段の途中にもサル。
とにかくいたるところにサルやハトがいました。
特にサルは人に慣れていて、食べ物を持っているとすぐに狙ってくるので十分に注意しましょう。
まとめ
バトゥ洞窟の観光には少し注意が必要ですが、入場料などは一切ない上に、かなり満足度が高い観光地です。
クアラルンプールに滞在した際は、ぜひ一度訪れてみてください。
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