ボロブドゥール寺院遺跡をじっくり観光
ジョグジャカルタ観光のメインとなったボロブドゥール寺院遺跡。
想像よりもはるかに広い敷地、大きい仏塔、膨大なレリーフ…
とにかくあらゆるものの規模が大きすぎて圧倒され続けました。
今回はそんなボロブドゥール寺院遺跡の概要や見所を紹介します。
ボロブドゥール寺院遺跡とは?
ボロブドゥール寺院とは8世紀に作られた大乗仏教の寺院です。
世界最大級の仏教寺院でありながらインドネシア国民のほとんどはイスラム教徒という、めちゃくちゃアウェイな遺跡です。
寺院全体で仏教的な宇宙観を現してるらしく、とにかくデカイ。
デカイ上に四方から見た形が同じなので、上に登ってぐるぐる周っていると、どっちが入り口でどっちが出口だかわからなくなります…。
ボロブドゥール寺院への行き方
ボロブドゥール寺院遺跡への行き方としては、
・ジョグジャカルタの街でツアーを組み、車で連れて行ってもらう。
・ギワンガンバスターミナルよりボロブドゥール行きのバスに乗る。
の2択があります。
僕は今回、プランバナン遺跡など周囲の遺跡も一緒に回るツアーを組んで連れてきてもらいました。
爆上がりを続けるボロブドゥール寺院の入場料金…
ボロブドゥール寺院遺跡は中国系の人がオーナーらしく、これほどの世界遺産なら値段をあげても来るだろうと言うことで、入場料はどんどん上がり続けているみたいです。
2017年7月現在は、325,000ルピア(約2,500円)でした。
今でも十分高いですが、これ以上上がらないとも限らないので、少しでも迷っている方はなるべく早く行ったほうがいいです!
ボロブドゥール寺院遺跡内部の見どころ
寺院の正面に広がるカラフルな傘
ボロブドゥール寺院の正面にたどり着くと、出迎えてくれたのはこの大量の傘たち。
何を意味するのかは謎ですが、みんなこの傘の周りで写真を撮っていました。
ボロブドゥールのインスタ映えスポットですね。
巨大すぎる全貌
正面の階段を上がると、木々に隠れていたボロブドゥール寺院が視界いっぱいに広がってきます。
あんまり伝わっているかわかりませんが、寺院が本当にでかすぎて、どう頑張っても写真に収まりきりません。
斜めから撮って見ても、入りきらない…。
ボロブドゥール寺院は一辺が約120mもあるそうです。
9層の壇になっている寺院内は基本的に自由に見て回れます。
頭部のない仏像たち
下から見上げた図。
よく見ると頭部がない仏像が目立ちます。
これらはボロブドゥール寺院を発見したオランダ人が持ち帰ったらしい。
いざ回廊へ
壇上にはそれぞれ大人がやっとすれ違える程度の通路があり、大量のレリーフで飾られています。
ゲームやアニメの世界に迷い込んだ感じ。
思わず童心にかえります。
膨大な数のレリーフ
美しいレリーフたち。あまりの多さに圧倒されます。
立ち止まってレリーフに描かれたストーリーを想像していると、あっという間に時間が過ぎ去っていくので注意です。
細部まで本当に細かい。
これらのレリーフは仏教説話を元に描かれているらしい。
ストゥーパの大きさも規格外…
ボロブドゥール寺院遺跡の上部には、3段に分かれて全72のストゥーパが設置されています。
写真で何度か見たことはありましたが、実際に見ると想像をはるかに超えた大きさでした。
ストゥーパの中には仏像が置かれており、壇によってストゥーパの穴の形が異なっています。
ストゥーパが外されているものもありました。こんな仏像がそれぞれのストゥーパ内部に安置されています。
仏像の頭にトンボが止まって、まるでタケコプターを付けているかのような奇跡の瞬間。
ストゥーパは蓮をイメージして作られており、土台が写真のように花の形にかたどられています。
寺院の一番上、中心にある超巨大ストゥーパ。
これもデカすぎて全貌を収めることができませんでした…。
ボロブドゥール寺院遺跡観光時の注意点
以下、僕が観光時に感じた注意点です。
子供達のインタビューがすごい。
現地の中学生くらいの子達がおそらく英語の課外授業か何かで、インタビューしてきました。
一回や二回ならいいかと思って引き受けていると、周りの子も「あ、あいつ答えてくれる」ってなって次から次へと寄ってきます。
インタビューを受けることによって軽い文化交流はできますが、時間がない方、後々の質問攻撃、写真攻撃、サイン攻撃が面倒と思ってしまう方は最初から断る方がいいと思います。
日差し対策を忘れずに!
僕が行った日は曇り空でそこまでキツくはありませんでしたが、これが晴れだとおそらく地獄になるでしょう。
一度ボロブドゥール寺院に登り始めると日光を遮るものは何もなくなってしまうので、長袖や帽子などの日射対策、十分な水分補給は絶対に忘れないようにしましょう。
まとめ
ボロブドゥール寺院遺跡を見て回って思ったことは…
「ギリギリ値段相応だな」ということ。
確かにすごい遺跡なのですが、高すぎる入場料が非常に残念。
正直これ以上値段が高くなったら、訪れる人が減ってしまう気がします。
どうか、ビジネスばかりに寄りすぎて人々の関心が離れてしまわないことを願うばかりです。
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