ムンバイで外せない観光スポット
インドの主要都市ムンバイにある世界遺産「チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅」。
イギリスによる統治時代に建てられ、現在も利用され続けているこの駅は、列車を利用する人はもちろん、ただの観光として訪れる人も多いです。
今回はそんなインドの歴史がたっぷり詰まったチャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅の魅力についてお届けします。
世界遺産チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅とは?
チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅(Chhatrapati Shivaji Terminus)は、イギリスの建築家フレデリック・ウィリアム・スティーヴンスの設計によって1888年に完成しました。
旧名をヴィクトリア・ターミナス駅(Victoria Terminus)といい、建設当時インドを支配していたヴィクトリア朝の建築様式とインドの建築様式が融合しているのがその特徴。
現在もインドで最大級の乗降者数を誇る現役の駅でありながら、2004年に世界遺産に登録された世界的に見てもかなり珍しい駅です。
ちなみに名前が長すぎるので、現地では「CST」と略して言うとスムーズに伝わります。
駅周辺の様子
チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅の周辺の様子。
ムンバイの中心駅だけあって多くの人でごった返しています。
ムンバイにある建物はコロニアルな雰囲気を漂わせているものが多く、駅周辺の景観からはちょっぴりヨーロッパ感も感じられます。
チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅の外装
正面から見たチャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅。
建物自体はとてつもなくでかいながらも、精巧なつくりが印象的です。
門の前では記念撮影をしている人がいっぱいいました。
この写真だけ見せられたら、ヨーロッパに来てると言われても疑わないですよね。
世界遺産を示すUNESCOの看板もしっかりと立てられていました。
チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅の内部
チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅の内部はこんな感じです。
他のインドの主要駅よりも小ぎれいな印象でした。
世界遺産ですが、現役の駅なのでもちろん誰でも無料で入ることができます。
ここはヨーロッパのカトリック系教会…
ではなく、インドの駅です。
中には2008年に起きたパキスタン系のイスラム過激派による同時多発テロの慰霊碑もありました。
世界的に有名な駅だけあって、こういった事件の標的にされやすいんですよね。
スリなんかも多いらしいので、観光で訪れる際は注意しましょう。
警戒レベルは高いようです
世界遺産でもあり、テロの標的となった過去もあることから、警戒レベルはかなり高いようで…
椅子が置かれていないところに座って時間を潰してたら普通に怒られました。
いや日本基準で考えたらダメなことだとは思うんだけど、他のインドの駅では地べたに座りこむのは当たり前の光景だったのでちょっとびっくりしましたね。
ただの観光地ではなく駅としても使いやすい
買い出しできるお店もいっぱいあるし、タクシーのターミナルには雨よけがついてるし、チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅はムンバイの中心駅だけあって利用するにもかなり便利でした。
同じムンバイの駅でも、普通の駅はちょっと残念なのも多いです。
こちらはムンバイに到着した際に利用した駅ですが、雨漏りが”漏れ”のレベルを完全に越えてます。
さらに駅の目の前はこれ。
この時たまたま連日の大雨だったこともありますが、排水システムがうまく機能しておらず、ご覧の洪水状態に。
宿にたどり着くのも一苦労でした…。
ムンバイ観光のひとつに!
チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅はインドの歴史を感じさせる素敵な世界遺産です。
ムンバイに旅行の際は、電車を利用する予定がなくてもぜひ一度見にいってみてください。
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