西安で迷子になりました
中国の住所はなぜこんなにもわかりづらいのでしょうか。
上海でのAirbnb拒否事件に引き続き、西安でも迷子になり、宿難民になりかけました。
まだ昼間だったからよかったものの、中国での宿探しが完全にトラウマになってしまいました…。
【迷子の原因①】Googleマップがうそつき
まずはVPNをオンにし、Google Mapで住所を確認。
そして難なく地図通りの場所に到着はしました。
がしかし、目的の宿はありません。
路地にいた、ちょっと強面のおっさんに聞いてみると、
「そんなホテルはここに存在しない。そんなとこより俺のホテルに来い」と僕の腕を引っ張り路地の奥に連れて行こうとしてきました。
明らかに危険な香りがしたので腕を振りほどき一旦大通りにもどってGoogle mapを再確認。
でもやっぱりさっきの路地をさしています。
そう、Google mapが正しくないんです。
これが僕が中国で度々迷子になる一番の原因です。
【迷子の原因②】現地人の言うことがバラバラ
ということで聞き込み開始。
ほとんどがそんなホテル知らないと言う中、学生風の青年が道の向かいにある建物を指差しました。
しかし、その建物を覗いてみてもホテルはありません。
今度は近くにいた売店のおばちゃんに聞くと、道の反対側を指差し、遥か遠くにあるような仕草をしてきます。他にあてもないので向かってみるも、そもそも説明がアバウトすぎてどこにあるのか検討もつきません。
スマホを見ながらうろうろしていると、別のおばちゃんが話しかけてきてくれました。
「それならこっちよ。」と言うように最初僕がいた場所の方への誘導してきます。
…
僕が予約した宿は幻のホテルか何かでしょうか…
【迷子の原因③】部屋番号が存在しない
最後のおばちゃんが自信たっぷりだったので、おそるおそるついていくと、表通りから隠れるように団地のような高層アパートが5棟ほど立っていました。
そりゃ知らない人が多いわけだ。
外からは見えないし、アパートの一室を使っているホテルなんて住んでいても把握してないですよね普通。
で、どのアパートなんだ…
アパートを一つずつ周り、郵便受けとBooking.comに書かれている部屋番号と照らし合わせてもどこにも存在しません。アパート前にいる人たちに尋ねるも、連続のフルシカトで心が折れかけます。
かなりいかつ目の恰幅のいいおっちゃんにダメ元で聞いてみると、WeChatの翻訳機能で丁寧に宿までの行き方を教えてくれました。
ほんと、人は見かけによらないですね。
究極にシャワー浴びたいのに…
やっとのことで無事宿に到着。
ここまで所要時間2時間ほど。本来なら最寄り駅から徒歩15分で着く距離です。
するとオーナーのおばちゃんが、何が食べたい?どこ観光したい?おすすめいっぱい教えてあげるとグイグイきました。
こっちの苦労も知らないでこの人は…(おばちゃんは何も悪くないです。)
この日は寝台列車で西安駅に到着後、荷物をあずけてそのまま兵馬俑へ観光に行き、そこから汗だくになりながらの迷子だったため、とりあえずシャワー浴びたい旨をつたえると、
「いまメンテナンス中で使えない。」とのこと。
仕方なくグイグイなおばちゃんのおすすめを聞き、きったない格好のまま、西安の名物観光地、回民街への散策に行きました。
中国で道に迷わないために。
Google Mapに存在しない住所。入り乱れた道路と建造物。完全に中国の宿探し恐怖症になってしまいました。
重い荷物を背負いながら言葉も通じない土地で迷子になる心細さは尋常じゃないです…
中国でいわゆる安宿に泊まる場合は、いざという時に宿に連絡できるようにSIMフリーのスマートフォンを持参し、通話SIMを購入するのがいいという学びを得ました。
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