アウランガーバード観光の目玉!エローラ石窟群で外せない見学ポイント

エローラ石窟群のカイラーサーナータ寺院 インド旅行

複数の宗教が混在する遺跡「エローラ石窟群」

インド・アウランガーバードにある世界遺産「エローラ石窟群」。

異なる宗教の建造物が集まることで生まれているその独特な空間は、個人的にはアウランガーバードで一番の目玉スポットだと思います。

本記事はそんなエローラ石窟群の紹介です。

エローラ石窟群とは?

エローラ石窟群

エローラ石窟群とはインドのアウランガーバード近郊にある、南北2kmに渡って34の石窟が広がる大きな遺跡群です。

世界で唯一、仏教、ヒンドゥー教、ジャイナ教の3つの宗教の石窟寺院を持ち合わせた遺跡であり、世界文化遺産にも登録されています。

5〜10世紀にかけて作られたとされており、仏教→ヒンドゥー教→ジャイナ教の順に、寺院が形成されていったようです。

アジャンタ石窟寺院とは違って人々にずっと存在が知られていたため、建物や装飾の保存状態がよくないのも特徴の一つです。

エローラ石窟群への行き方

エローラ遺跡群へは、観光の拠点となるアウランガーバードのセントラル・バス・スタンドからローカルバスを使って1時間ほどで到着します。

リキシャーでも行けなくはないけど…

街中からこのバススタンドにリキシャーで移動しようとすると、必ずと言っていいほど「このまま直接エローラまで行かないか?」と運転手が営業をかけてきます。

リキシャーは道中の砂埃もすごいし、 スピードもあんまり出ないのでそれほどメリットはありませんが、他の観光地にも連れてってくれたりするなど融通はききやすいので、料金交渉次第では利用するのもありだと思います。

アジャンタ遺跡と一緒にまわりたい方は

アジャンタ遺跡

アジャンタ石窟寺院とエローラ石窟群間はバスが運行していないため、直接移動することができません。

なので両遺跡を1日で回りたい方は、アウランガーバード発着のツアーか、タクシー・リキシャーのチャーターを利用する必要があります。

ただ、1日のうちに両遺跡をいっきに回ろうすると、かなりせわしないスケジュールになるので、個人的には2日にわけて観光することをおすすめします。

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エローラ石窟群の見どころ

エローラ石窟群のカイラーサーナータ寺院

エローラ石窟群の見どころといえば、間違いなく第16窟の「カイラーサーナータ寺院」でしょう。

入り口を入ってまず一番に視界に入ってくるので見逃すことはありえないと思います。

エローラ石窟群のカイラーサーナータ寺院

カイラーサーナータ寺院は、ヒンドゥー教の寺院であり、あのカンボジアのアンコールワットやインドネシアのボロブドゥール寺院と同じく、チベットのカイラス山をモデルに作られています。

カイラス山はボン教、仏教、ヒンドゥー教、ジャイナ教の聖地。このうち3宗教の寺院がならぶエローラ遺跡にふさわしいモデルですね。

エローラ石窟群のカイラーサーナータ寺院

理解しがたいのが、これらはすべて一枚岩を削って造られているということ。

下から組み上げるのではなく上から掘りすすめるという、なかなかぶっ飛んだ発想で建てられた寺院です。

カイラーサーナータ寺院

施工期間は約100年。

実際にカイラーサーナータ寺院をぐるっとまわってみると、「これが100年ごときでできるのかよ…」というのが正直な感想でした。

カイラーサーナータ寺院の柱

柱で支えられているように見えますが、全部ただの装飾。

カイラーサーナータ寺院の装飾

カイラーサーナータ寺院はシヴァ神が祀られている寺院なので、シヴァ神にまつわる逸話がいろんな場所に描かれています。

カイラーサーナータ寺院に描かれたラーマーヤナ

ヒンドゥー教の叙事詩『ラーマーヤナ』の物語が描かれた石版もありました。

カイラーサーナータ寺院にいたリス

周辺は自然に溢れているので、遺跡にはリスや鳥たちも集まってきます。

カイラーサーナータ寺院の内部

内部もなかなか神秘的です。

人が少なくてのんびりと観光できました。

カイラーサーナータ寺院は上から見るべし

エローラ遺跡にきたならば、カイラーサーナータ寺院を上から眺めずに帰ってはいけません。

通行禁止の看板

寺院の脇道にある岩をのぼり、「危ないからこれ以上行くな」と書かれた柵を飛び越え(なんかわからないけど、おっさんが柵を開けてくれました)、

岩でできた階段

岩を削って造られた階段を登っていくと…

エローラ石窟群のカイラーサーナータ寺院

はい、この景色です。

下からだと、ピラミッド状になっている本堂とは距離が近すぎて全貌を見ることができませんが、上からならはっきりとその雄大な姿を一望することができます。

後ろから見たカイラーサーナータ寺院

真後ろから見た図。

両側の絶壁が寺院と同じ高さにあり、ここから見ると”上から削っていった”というのがよくわかります。

ちなみに転落防止の柵とかはないに等しいので、十分に注意して見学しましょう。

観光時の注意点

  1. 猿がいっぱいいる
  2. お土産売りのおっさんがしつこい
  3. 勝手にガイドをはじめられる
  4. 食事は遺跡の入り口前で

猿がいっぱいいる

ハヌマンラングール

これ、エローラ遺跡への入り口です。

この猿はハヌマンラングールという種類の猿で、ヒンドゥー教の神ハヌマーンの使者とされており、遺跡の周辺にたくさん生息しています。

かなり人に慣れている様子で、ここを通り抜けるのはかなり怖かったです。

まず間違いなく食べ物を持った状態では通らない方がいいでしょう。

お土産売りのおっさんがしつこい

もうこれはインドでは定番ですね。

エローラ石窟群でも例に外れることはなく、入り口から物売りのおっちゃんがしつこくまとわりついてきました。

だいたい無視をしていれば問題ないですが、あまりにしつこくついてくる場合は「レイター(あとでね)」っていうと引き下がってくれる場合が多いです。

観光が一通り終わって忘れた頃に「お前さっきレイターっていったよな?」と再び降臨する場合もありますが、あとはもう帰るだけなので、そのまま出口に向かえば回避できるかと思います。

勝手にガイドをはじめられる

カイラーサーナータ寺院

こちらもインドあるあるですね。

僕の場合は物売りのおっさんが勝手にガイドを兼任しはじめました。

無視をしててもずっと横で喋られて、あとで「俺の説明聞いてただろ?」って言われてチップ要求されることになるので、勝手にガイドが始まった場合はハッキリと「必要ない」「一人にさせてくれ」と言いましょう。

食事は遺跡の入り口前で

エローラ遺跡前の屋台

エローラの遺跡内には、レストランなどの施設はないため、食事はアウランガーバードか、遺跡入り口前の屋台で済ませておきましょう。

僕が経験した限りでは、中には水を売っている人もいなかったので、ここでペットボトルを調達しておくといいです。

道中のダウラターバード要塞もお見逃しなく

ダウラターバード要塞

エローラ石窟群に行く予定の方は、道中に現れる中世インドの要塞跡「ダウラターバード要塞」もチェックしておきましょう。

見学の目安としては1時間〜2時間ほどかかるようなので、ダウラターバード要塞にも行く場合は余裕をもってスケジュールを組んでおくといいです。

僕は時間の都合で行けませんでしたが、ここから見る景色だけでもすごい感動しました。

まるでドラクエの世界に迷い込んだような気になります。

ドラクエやったことないけど。

エローラ石窟群で宗教の違いを楽しもう

今回紹介したカイラーサーナータ寺院に加え、仏教やジャイナ教に関する石窟も見てまわると、それぞれの宗教の違いを見比べることができて面白いです。

正直にいうとどれもカイラーサーナータ寺院に比べると見劣りしてしまうので、他の寺院も見てまわる場合は、カイラーサーナータ寺院の見学は最後にもってくることをおすすめします。

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