【注意】コルカタでインド人詐欺師の話にのっかってみた結果…

コルカタの街並み インド旅行

巧妙すぎるインド詐欺の全貌

日本語がしゃべれるインド人は絶対信用するな

耳にタコができるくらいこの言葉を聞かされており立ったインド・コルカタ。

しかし、それまでの東南アジア旅に飽きだしていた僕は、刺激をもとめて詐欺師の話に思いっきりのっかるという奇行にでました。

(結果としてなにも被害はなく、ただのいい思い出になりましたが、絶対に真似はしないようにしてください。)

今回は、インドの詐欺師が日本人を信用させてから実際に騙そうとするまで、その手口の全貌をお届けします。

この記事を読んで少しでも被害にあう方が減りますように…。

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コルカタで有名な詐欺師「サダム」に会う

コルカタの街並み

僕が出会った詐欺師は、コルカタ旅行者の間ではかなり有名なサダムという青年。

日本語・英語を自在にあやつり、旅行者を見つけるやいなや、見境なく声をかけまくっています。

本人いわく、コルカタで服屋をやってるが、仕事は弟に全部任せてるからエブリデイフリーダムらしい。

「昔は悪いことしてたけど今はやめた」

という大嘘もついてきます。

ちなみに真偽は不明ですが、以前ガヤで起きた日本人レイプ事件に関わったとかで、収監されていたこともあるようです。

サダムと出会った経緯

はじめてサダムと会った場所は、宿を探すために訪れていたサダルストリート。

真昼間に真っ赤なバックパックを背負い目立ちまくっていた僕は、気づいたら4、5人のインド人に囲まれながら歩いていました。

「ジャパニーズ?」

「いい宿教えてあげるよ」

「いやこっちの宿がおすすめだ!」

お互いにヒンドゥー語で言い争いをしながら僕の腕やらバッグやらを引っぱってなんとか歩みを止めようとしてくるため、それはそれは騒がしい集団になっていました。

そんな中突然、

「あれ?日本人?」

おっさん達の後ろからひょっこりあらわれたのは日本語がしゃべれる小柄な青年。

「イイ宿アルカラコッチ来なよ」

これがサダムとの出会いでした。

日本語をしゃべっていたのでかなり警戒をしましたが、何よりもこのときはこの集団から逃れることが最優先だったので、サダムについていくことに。

教えてもらった宿で無事チェックインを済まし、久々のWi-Fi環境を手に入れた僕は、おもむろにサダムについてしらべました。

すると、よからぬ噂が出るわ出るわ…。

ここから僕は警戒モードを引き上げてサダムと付き合ってみることにしました。

インド人詐欺師の手口

コルカタの街並み

インドで最近流行っている(?)詐欺の手口はざっくりとこんな感じです。

  1. いたれりつくせりで旅行者を信用させる
  2. 田舎にある実家で無料ホームステイのお誘い
  3. レンタバイクのデポジットとしてお金を奪う

3のデポジットに関しては、おそらく人によって違う理由をつけてくると思いますが、大まかな流れは変わらないと思います。

信用を得るためにサダムがやってきたこと

まずサダムは僕の信用を得るために、以前コルカタで出会った友達だという日本人と電話をさせてきました。

電話ごしの日本人は、

「サダムはいいやつだから大丈夫ですよ〜」

と言ってきます。

こういった日本人はおそらくグルではないですが、かなり厄介ですね。

だいたいだまされたことに気づいてないか、こういう要因に使うためにサダムが何も手を出さなかっただけだと思いますが、やたらと先輩風をふかせて、旅中にインド人と関わるの最高だぜ的なニュアンスで話してくるので。

コルカタの精肉工場

そしてサダムは「インドを楽しんで欲しいから」という理由で次々と面倒を見てくれます。

  • 細かい条件に合った宿探し
  • ローミングフリーのSIMカード購入
  • 列車のチケット手配
  • ディープスポット観光のガイド

などなど、すべて料金を上乗せするわけでもチップを要求するわけでもなく、こっちのわがままにもこころよく対応してくれます。

さらに途中お茶したりご飯を食べたりするときは、自分の代金は必ず自分で支払っていました。

キングフィッシャービール

「お金はいらない。お金なんてファッキンだよ。人はコネクションが大事ダカラネ。」

が彼の口癖。

たしかにはじめのうちはなにも被害が出る気配がないので、事前情報がなければ信用してしまうのも無理はないかもしれません。

↓サダムの案内でコルカタを観光したときの様子

現地人のおすすめ!ディープなコルカタ観光をしてきました
かつてイギリス時代の首都だったこともあり、コロニアルの雰囲気が残るインド・コルカタ。他にもインド独特の雑多な街並みやショッピングモールなど、多くの見どころがある街を現地人に案内してもらいました。

ガヤにある実家へのお誘い

インドの田舎村

こんな感じでしばらく一緒に過ごしていると、サダムは実家に一緒に遊びに行かないかと誘ってきます。

「田舎はリアルインドだよ。普通は行けないところに連れてってあげる。イスラムのお祭りもアルヨ。」

犠牲祭用の牛

はい、普通に考えたら完全アウトですね。

ただこのときちょうどイスラム教の犠牲祭の時期と重なっており、

  • 田舎のリアルな犠牲祭を見たかった
  • 警戒してたら大丈夫だろ

という安直な考えから、サダムの実家に遊びに行くことにしました。

↓犠牲祭の様子はこちらの記事へ。

【閲覧注意】牛やヤギを殺しまくるイスラム教の犠牲祭の衝撃
牛やヤギを生贄にして神への信仰心を表すイスラム教のお祭り「犠牲祭」をインドの田舎の村で体験してきました。犠牲祭当日の流れや実際に牛やヤギを屠殺している画像も載せています。衝撃的な描写も含まれてるので、閲覧には十分にご注意ください。

家族や村人と親交を深める

インドの列車の車内

コルカタから列車で約8時間、正真正銘のド田舎におりたった僕は、サダムの家族、友人などを紹介され、村ぐるみでおもてなしを受けることに。

  • 大自然をツーリングしたり
  • ローカルな市場を散策したり
  • 犠牲祭に参加したり

インフラがままならない世界で、たっぷり現地の暮らしを体験させてもらいました。

↓村生活の詳細はこちらの記事へ。

インドの田舎村でホームステイしたらカルチャーショック祭りだった
インドの田舎村でうけた衝撃 インドの大都市コルカタから列車にゆられること8時間、さらにリキシャーに乗り換えて1...

インドの田舎村

しかも「あなたはファミリーだから」と、衣食住すべてを無料で提供してくれます。

ただ、やはり世の中、タダより高いものはありません。

仲良くなったところでついに本性をあらわす

田舎生活も4、5日ほどたち、みんなと打ち解けてきたころ、ついにサダムが動き出しました。

「バイクもう一台ほしくない?」

インドの田舎でクリケットを見学

このとき、毎日のようにバイクでニケツして出かけてたので、もう一台レンタルしてみんなで遊びに行こうとのこと。

これだけでは別に詐欺だとは思わないですが、問題はそのレンタル料金。
デポジットに約20万円かかるというアホらしさでした。

「それ高すぎない?もうバイク買えちゃうよ?」

「田舎ダカラ。少ないから高い。でも返ってくるから。サダム信ジテ。サダム嘘言わないよ!」

それを自分から言っちゃうやつはだいたい…ね。笑

でも強制とか脅しとかは全くなかったので、

「俺バイク運転できないからいいやー」というとすんなりと受け入れてくれました。

おそらくここで乗ってきた相手にはデポジットを受け取りつつなんやかんやの理由をつけてお金を返さないか一部返金っていう手口だと思われます。

一応お金はあげときました。

インドのご飯

とりあえず田舎生活はいいことづくしだったし、詐欺に引っかからなかった腹いせいに危害を加えられたりするのは嫌だったので、チップとしてそれなりの額を”家族への感謝の気持ち”という形で渡しました。

それまでは絶対にお金を出さないでと言ってきたサダムが、ここまでくるとすんなり受け取るのがまた面白いところ。笑

もしここまでが彼の想定していたシナリオだとしたらかなりのやり手ですが、僕はただ与えてもらった価値にたいして納得した額を自分から支払っているだけなので、詐欺とはちょっと違うかなと。

詐欺師の正体は、家族思いの優しい男

サダムはレンタバイクを拒否したあとも変わらずに色々とお世話してくれたので、根はおそらく優しいやつなんだと思います。

「インド感ジテル?」

「インド楽シイ?」

と滞在中に100回くらい聞かれました。

インドの田舎

そしてなによりもサダムは家族思い。

コルカタで稼いだ(だましとった?)お金で実家をリフォームしたり、家電を買ってあげたり、毎月仕送りをして弟たちに学校に行かせたりしてあげているらしいです。(どこまでが本当かはわかりませんが…)

インドの田舎の家

ただここが問題点でもあって、インド人って自分さえよければいいと考える人が多いので、「家族のためにやることならすべて正義」だと思っている感じがしましたね。

言ってしまえば、悪気がまったくない、一番厄介な詐欺師です。

まあ擁護するわけではありませんが、サダム自身は教育を受ける機会が得られなかったせいで文字を読むことすらできないので、こういうことをする以外に生きるすべがないのかなとも思いました。

サダムよりやばい詐欺師なんていっぱいいる

この体験のあと、インド中を旅している中でいろんな人から被害の話を聞きました。

中には100万円以上取られた人もいて…

  • 田舎の実家に行ってマリファナを吸ってたら警察に見つかる
  • 一緒にいたインド人は自分をかばってボコボコにされる
  • 日本人にだけは手を出さないでくれと守ってくれる
  • じゃあ賄賂が必要だとなり、お金を払う

という流れだったらしい。

まあ警察も家族もグルで壮大な芝居をうたれたのでしょう。

しかも本人は100万以上払ったにも関わらず、ずっとインド人に助けてもらったと思っていたらしいです。

恐るべきインド詐欺。

ほぼ同じ詐欺に会った方を発見!

先日、これとほぼ同様の詐欺にあった方がTwitterで話題になっていましたね。

僕が聞いた話と手口が本当に似ているので、ジャイプール周辺では定番の詐欺のようです。

特に初めてインドに行く方は十分に注意しましょう。

インドで詐欺にあわないために

コルカタの街並み

インドで詐欺師に引っかからないようにするには、

“現地の人と無料で交流したいという理想は捨てる”

これにつきます。

特にバックパッカータイプの旅行者は、

「危険な場所に行く自分カッケー」とか、

「現地人と仲良くなれる自分イケてるー」みたいな人がたまにいますが、全然かっこよくないですし、途上国などで現地人と本当の意味で仲良くなれることなんてめったにありません。

ましてや僕みたいにノコノコと相手について行くのはアホすぎます。

今回の手口以外にも、超高額なツアーを組まされたり、勝手にガイドし始めてチップを要求してきたりする手口も有名です。

インドでは自分で望まなくても、しょっちゅうこういった危険が向こうから寄ってくるので、

  • 日本語がしゃべれるやつ
  • やたらと親切なやつ
  • 観光スポットで声をかけてくるやつ

はもう全員シカトで大丈夫だと思います。

コルカタにかぎって言えば、サダルストリートは特に注意。

サダルストリートはバックパッカー街として有名ですが、今はかなり廃れている上に、こういった旅行者を狙った詐欺師もいっぱいいるので、あえて行く必要もないと思います。

インドでは警戒しすぎがちょうどいい

どの国にも悪い噂はあるものですが、だいたいは実際に旅行してみると、言うほど危なくありません。

ただインドに関して言えば、想像以上に身近に危険があると思っておいたほうがいいです。

どうか被害にあわないように、インド旅行に挑む際はこれでもかというくらい警戒することをお忘れなく。

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