コルカタ空港からの入国が難関すぎた
2019年現在、日本人がインドに旅行する際にはいかなる場合でも必要となるビザ。
事前に申請するのが少々面倒なこのビザ制度ですが、日本人は事前申請をしなくても空港到着時にアライバルビザを取得することができます。
僕は究極のめんどくさがりなので、迷わずコルカタ空港でこのアライバルビザ制度を利用することに。
がしかし、この決断によって入国時にとんでもなく苦労するはめになりました…。
インドのアライバルビザの取得条件
まずはインドのアライバルビザの取得条件をみていきましょう。
申請に必要なもの |
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アライバルビザが取得できる空港 | バンガロール、チェンナイ、デリー、ハイデラバード、コルカタ、ムンバイ |
アライバルビザの有効期間 | 60日間 |
詳細はインド大使館の公式ホームページ「日本人向け到着時ビザプログラム」をご覧ください。
公式に載っているアライバルビザ取得の流れ
ビザ申請書を事前記入(機内でも入手可能)
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入国審査時、ビザ申請書と入国カードをビザカウンターに提出
↓
スタンプをもらい、ビザ代の支払い(外貨でもOK)
↓
生体認証情報と支払い情報の登録
↓
ビザゲット
インド大使館のHPに載っている情報は以上の通りですが、この流れどおりに物事がすべてスムーズに運ぶ可能性はかなり低いです。
インドをナメてはいけません。
話がちがいすぎる…インドのアライバルビザ取得の実態
- ビザ申請書は機内ではもらえない
- ビザカウンターに人がいない
- 外貨は受けとってもらえない
ざっくりコルカタ空港でのアライバルビザを申請の実態はこんな感じです。
実態①ビザ申請書は機内ではもらえない
入国審査でアライバルビザ申請時のみ必要になるこの書類。
今回バンコクからコルカタ行きの飛行機に乗りましたが、機内ではアライバルビザの案内があるどころか、聞いてみても「入国カードのことか?」と誰も知らず、結局もらうことができませんでした。
事前に準備しておきたい人はインド大使館のHPから申請書をダウンロードして印刷しておきましょう。
ちなみにこのビザ申請書を事前に記入しておくだけでも、アライバルビザ取得の時間をかなり短縮できる可能性があります。
実態②ビザカウンターに人がいない
コルカタ空港に到着してまず向かうのは、入国審査場の「Visa on Arrival」というカウンター。
ここでアライバルビザの申請ができますが、僕が行った時はカウンターに誰もいませんでした。
セキュリティーに尋ねてみると、とりあえず「e-Visa」のところに並べとのこと。
しかし、e-Visaの入国管理官にアライバルビザが欲しいと言ってもポカーンとされ、
「ビザはどこだ?」と話が噛み合いません。
アライバルビザは現在日本人と韓国人のみに適用されている制度なので、入国管理官でも知らない人がいるみたいですね。(2019年現在ではだいぶ改善されているとは思いますが…。)
「日本人はここでビザが取れるはずだから、確認してくれ」と食い下がっていると、
「ちょっとまっとれ」と、どこかへ消えていく入国管理官のおっちゃん。
30分ほど待たされたあげく、ようやくビザの申請書を持ってきてくれました。
実態③外貨は受けとってもらえない
ビザ申請書の記入と諸々の質問が終わると、最後にビザ代の支払いです。
大使館の情報では外貨での支払いも可能と書いてありましたが、ドルも円も使えなかったのでクレジットカードで払いたいというと、なぜか別室へ連れていかれました。
さっと決済して終わりかなーと思いきや、何度やっても決済エラー。
おっちゃんが困った顔をしていると続々と職員が集まってきます。
気づいたら10人くらいのインド人と僕でクレジットカードとにらめっこ状態。
それはそれはカオスな空間でした。
結局、決済エラーはカードのせいにされ、手数料がバカ高い入国前の両替所で両替させられました。
スムーズに支払いを済ますなら、事前にルピーを準備しておいた方がいいですね。
入国審査に4時間かかりました
申請書を持ってくるのに待たされ、
色々と質問され、
申請書の確認に待たされ、
カードの決済に待たされ、
両替所に行かされ、
結局コルカタの空港に到着してから入国が完了するまで、約4時間かかりました…。
なんといってもインド人はすべての動作が遅い!
ほんとにマイペースです。
入国審査場が空いている状態でこれなので、混雑時のアライバルビザ取得には覚悟が必要です。
インド旅行の際は十分な心構えを
覚悟はしていましたが、正直インドがこれほどまで厄介な国だとは知りませんでした。
空港での余計なトラブルは避けたいという方は、間違いなく事前にビザを入手しておくことをおすすめします。
インド旅行では、本当に予想外のできごとがたくさんおきるので、初めて行く方は心して旅立ちましょう。
コメント
僕も去年の夏にコルカタ空港でアライバルビザ取得→入国の流れで4時間ほど待たされました。
そもそも空港の係員がアライバルビザ についてあまり把握していないのと、ルピー支払いにこだわる、クレカの読み取り機が不具合続きなど、入国の時点でストレスの多い国でした。このブログ内で全く同じことを書かれていたので、懐かしく思いコメントしました。
インドで出会った方の話を聞くと、デリーからアライバルビザ での入国はすんなりできたとのことで、空港によって違いが大きいらしいですね。。
サギサカさん
コメントありがとうございます!
本当に状況がまったく同じで笑っちゃいました笑
空港によって対応違うんですね。
インドなのでどこもこんなもんかと思ってました笑
入国くらいスムーズにできるように早急に改善してほしいところですね…
クレジットカード使えないのは両替所と繋がってるという可能性は否定できないです。
cellopさん
コメントありがとうございます!
言われてみればたしかに。
インドなら十分あり得ますね…