イギリス行きの機内持ち込み制限が厳しすぎる!
ドバイからイギリスのロンドンに向かった際、経由地のサウジアラビアで僕の大事なパソコンが没収されました。
いわゆる米英による中東経由便の電子機器持ち込み規制ってやつです。
(ほんとトランプさん余計なことしてくれましたね。)
今回はそんな持ち込み規制の対象となった場合の、航空会社の実際の対応についてご紹介します。
テロ対策のため、大きな電子機器の機内持ち込みが禁止に
アメリカがトランプ政権にかわってまもなくの頃、中東と北アフリカ諸国を経由してアメリカに向かう便に乗る場合は、スマートフォンよりも大きな電子機器(パソコンやタブレット)を機内に持ち込むことは禁止されました。
そして後を追うように、イギリス政府も2017年3月21日、中東6ヶ国からの直行便に対し、大きな電子機器の持ち込みを禁止に。
具体的にはトルコ、レバノン、エジプト、サウジアラビア、ヨルダン、チュニジアの6ヶ国がその対象です。
当時アメリカのニュースとして知ってはいましたが、まさかイギリスまでこの禁止措置をとっていることは知らなかったので、実際にPCを持ち込めないと言われたときはかなりの驚きでした。
ロンドンに向かう飛行機でパソコンを没収されました…
今回僕が利用した便はドバイからサウジアラビアのリヤドを経由し、ロンドンへ向かうルート。
ドバイから直行なら問題ないですが、この経由したリヤド空港からの便がPC持ち込み規制の対象になっていたようです。
リヤドの空港で厳しい荷物検査
リヤド空港では2回も厳重な荷物検査を受けました。
一度はトランジットの入り口で、もう一度は飛行機に乗る直前で。
この飛行機に乗る直前の荷物検査で、PCやタブレットは職員に一度預けられ、何やら検査をした後、簡易的な段ボールに入れられます。
通常カウンターで荷物を預けた時と同じように、ダンボールにタグをつけられ、対になっているシールを受け取ります。
このシールでパソコンの持ち主を見分けるようです。
パソコンを預けることによる恐怖
パソコンを預け荷物にするにあたって心配事が2つほど。
一つは、このパソコンを入れたダンボールがかなり心細いということ。
大きさはPCより一回り大きいもので、内面の四方に軽くスポンジのようなものが取り付けられているだけ。
とてもじゃないけど機内の衝撃を吸収しきれるとは思えない…
そしてもうひとつは紛失の心配です。
全員全く同じ箱にパソコンを入れるので、いくらシールで区別されているとはいえ、間違えて持っていかれたり、単純に盗まれる可能性は十分に考えられます。
まあこの期におよんで何を言っても無駄なので、不安だらけのまましぶしぶ飛行機に搭乗しました。
粗末に置かれたPC
約7時間のフライトを終え、無事ロンドン・ヒースロー空港に到着。
イギリスの厳しい入国審査を通過した後、不安を抱えながらいざ手荷物受取所へ。
乗客があずけたPC入りのダンボールは、粗末に床に置かれていました。
特に誰かが見張っているわけでもなく、自由に取れるシステムなのでやはり盗難の心配は拭えないですね…
パソコン本体はめちゃくちゃ冷えていましたが、問題なく動作することを確認し、不安だらけの空の旅を終えました。
パソコンを預けるくらいなら持っていかない方がいい
2019年現在はこの電子機器持ち込み規制は解除されているとのことですが、この不安定な情勢の中でいつまた同様の規制が発せられるかはわかりません。
もし今後同じような規制が発令された場合は、個人的には、絶対に必要ではないかぎりはPCを持っていかないことをおすすめします。
今回ご紹介したとおり、航空会社の対応は完璧とは到底いえないので…。
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