オマーン・マスカットからドバイへの行き方
オマーン・マスカットとUAE・ドバイ間の移動は飛行機より圧倒的に安いバスの利用がおすすめです。
実際に利用してみると、中東ならではの文化による多少の戸惑いもありましたが、基本的には快適なバス旅でした。
今回はそんな、オマーンの首都マスカットからドバイへ陸路で移動する方法を紹介します。
マスカットからドバイ行きのバス会社と料金について
ドバイに向かう長距離バスは、基本的にマスカットのメインターミナルであるルイバスステーション(Ruwi Bus Station)から出発します。
マトラ地区からルイ地区までは歩きで向かいましたが、タクシーを使えばひとり300バイザ(約90円)程度で行けるようです。
マスカット・ドバイ間の移動で有名なのは、こちらのMWASALAT社(旧ONTC)のバス。
残念ながらこの時はチケットオフィスがしまっていたので、ターミナルに並んでいる別のバス会社を探すことに…。
いきなりAL-KHANJRY TRANSPORT社のドアに「DUBAI」の文字を発見。
ちょっと読み方わかんないですが…(アルカンジェリー?ですかね。)
ターミナルをぐるっと見た限りでは、MWASALAT社以外のドバイ行きバスはここだけだった気がします。
1人5リヤル(約1400円)。かなり安いですね。
便は8:30発と15:00発があります。
僕が乗ったバスはそこまで乗車率は高くありませんでしたが、心配な方は前日までにオフィスに来てチケットを買っておくことをおすすめします。
マスカットからドバイへ移動した当日の様子
それほどサービスに期待はしていませんでしたが、中東初の長距離バス移動は驚きの連続でした…。
不安すぎる運営体制
まず出発30分前の14:30にオフィスに集合させられましたが、ドライバーの遅刻により、バスに乗車できたのは、出発時間の15:00を10分ほどすぎた頃。
ようやく出発かと思いきや、クーラーがつかないハプニングが起き、別のバスへ乗り換え。
そして出発後にはすぐにガソリンスタンドに行ったり、トイレ休憩時に1人の男性が置いていかれたまま出発するなど、かなーりゆるゆるなバス会社のようでした。
↓置き去りにされた男性の荷物。哀愁がすごい。
そのくせ、ときどき急に屋台の前で停車して、バスの運転手や乗務員が私的な買い物をする始末。笑
ただこれは国民性なのか、乗客は誰1人文句を言わず、大人しく待ってたのが印象的でした。
オマーンの出国手続きはスムーズ
マスカット出発から約4時間で、オマーンの出国手続きをする場所に到着。
バスの中で名簿を渡され、国名とパスポート番号と名前を書いて、建物内で待ちます。
中は撮影禁止でしたが、クーラーもきいていてめちゃくちゃきれいな施設でした。
手続きが終わると名前を呼ばれるので、パスポートを受け取って出国完了です。
UAEの入国審査はやや厳しい
出国場所から国境までバスで10分ほど走り、続いてUAE側の入国手続き。
の間に入念な荷物検査がありました。
アジアの国境では、だいたい大きなバックパックはスルーか、X線の機械に通すだけで検査が終わりますが、UAEの国境ではなんと、ひとつひとつ手作業で見ていくシステムでした。
特に薬類が爆弾ではないかと入念にチェックしているようで、酔い止めやトローチなど、ひとつひとつにおいを嗅ぎながら薬の説明を求められました。
30分ほどでUAE側の入国審査を終えて無事入国。
約7時間でドバイに到着
UAEに入国後、1時間半ほどでドバイに到着しました。
マスカットからの所要時間は全部で7時間弱。
出発にはもたつきましたが、道中は非常にスムーズで快適な陸路移動となりました。
オマーン・UAE間の陸路移動の注意点
オマーンからUAEに行く際は一切お金はかかりませんが、UAEからオマーンに行く場合は出国料がかかるようなので注意が必要です。
また、これは長距離バスあるあるですが、かなりスピードを出す上に運転もけっして丁寧とは言えないので、シートベルトは必ずしっかりしめておきましょう。
そして前述もしましたが、トイレ休憩の際は時間に遅れると置いていかれる可能性があるので、絶対に時間厳守です。
ドバイついでにオマーンにも行ってみては?
今回はマスカットからドバイへの行き方をまとめましたが、もちろんドバイからマスカットへのバスもあります。
ドバイに比べてオマーンは日本人の観光客は少ないですが、安全で魅力の多い国なので、ドバイを訪れたついでにぜひオマーン観光も検討してみてはいかがでしょうか。
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