タイで野良犬に襲われたくせに狂犬病の予防接種をしない理由

ワット・プラ・シー・サンペット タイ旅行

怖すぎる狂犬病

発症したら必ず死亡する「狂犬病」。

現在の日本では、狂犬病ウイルスの心配はしなくて大丈夫ですが、発展途上国等にはいたるところに野良犬がいるので、旅行時は十分に注意しなければいけません。

実際に僕もこれまで様々な国で数えきれないほどの野犬と対峙してきました。

が、

実はとある理由から狂犬病のワクチンは打たないことにしています。

※いかなる責任も負えませんので、ワクチン接種の是非に関しては必ず医師との相談の元、判断してください。

タイ・アユタヤで野良犬に追いかけられた話

ワット・プラ・シー・サンペット

それはアユタヤを自転車で観光しているときのことでした。

1日中強い日差しを浴びながら、チャリをこぎつづけ、遺跡内を歩きつづけ、体力はもはや風前のともしび。

そんな中とある田舎道を自転車で走っていると…

「ア゙ンア゙ンア゙ン!!!!」

突然、敵意むき出しの野良犬が飛び出してきて、一瞬のうちに足元まで突撃してきました。

「あ、おわった。」

「てかこの体力でそれは反則」

などと思いつつ、必死に左足を上げ、フガフガ言いながら今にも噛みつこうとしてくる犬の攻撃をよけ、ほぼ片足で全力漕ぎ。

間一髪のところで振り切って、なんとかことなきを得ました。

海外旅行で狂犬病のワクチン接種をしない理由

犬

これだけ危ない目にあったにも関わらず、その後も狂犬病のワクチンを接種していない理由はズバリ、

予防接種をしていてもしていなくても、噛まれたら結局注射を打つ必要があるからです。

どういうことかというと、狂犬病のワクチンは事前に打っただけで発症を100%おさえ込めるわけではないため、

  • 予防接種をした人 → 噛まれた後に2回接種
  • 予防接種をしていない人 → 噛まれた後に5回か6回接種

と、ウイルス感染が疑われた場合はいずれにせよ、複数回ワクチンを接種しなければいけません。

事後接種が2回で済むなら、予防接種は受けた方がいいと思うかもしれませんが、結局その”事前の予防接種”の際にはワクチンを3回打つ必要があるので、トータルで打つ注射の数は変わらないですよね。

そして3回の予防接種は期間をあける必要があるため、すべて受け終えるまでに最低でも1ヶ月、国産のワクチンを使った場合は半年もの時間がかかります。

狂犬病の予防接種にメリットはない?

注射

では狂犬病の予防接種のメリットは何かというと、

  • 噛まれた後の予防がちょっと楽になる
  • 事後措置を忘れてもある程度の予防になる

主にこの2点ですね。

事前に予防接種を受けていた場合は前述したとおり、事後のワクチン接種は2回で済むということ、そしてこのワクチンのブランドには特に指定はないため、事後接種ができない事態におちいることはまずないということが大きなメリットだと思います。

ワクチンの事前接種を受けている人が狂犬病に感染した可能性がある場合は、接種可能なワクチンを2回、受傷日とその3日目に追加接種します。追加接種用のワクチンは近代的細胞培養法で製造されたワクチンを用いますが、事前に接種したワクチンと同じブランドのものでなくとも支障ありません。

出典:狂犬病(日本旅行医学会)

さらにちょっと引っかかれたりしただけだから気にしていなかったりで、知らないうちに狂犬病のウイルスに感染していた場合や、周辺に医療機関がなく事後対応が遅れてしまう場合でも、事前接種だけでもある程度の予防になるので、ワクチンをまったく打っていなかった人よりは狂犬病発症の可能性を下げられるそうです。

旅行の予定によって判断することをおすすめします

僕の場合は、日本出発時にはあまり田舎に行く予定も立ててなかったし(結果行ったけど。。)、狂犬病が蔓延している国で24時間以内にワクチンが手に入らないことなんてほとんどないだろうという安易な考えから打たないという結論にいたりました。

(正直にいうと、世界一周のときは出発までの準備期間が短すぎて”打てなかった”というのが正しいです…笑)

厚生労働省による狂犬病の予防に関する説明でも、

暴露前予防接種は、洞窟や山登りなどの屋外活動に多くの時間を費やす計画のある旅行者で、狂犬病の発生している、離れた地方への旅行者に推奨されます
出典:狂犬病について(ファクトシート)

となっているので、

医療機関がある場所から相当離れた場所に行く予定のある方は絶対に予防接種をするべきですが、それ以外の方はスケジュールや予算などから受けるかどうかを判断すればいいと思います。

狂犬病を甘くみないように!

犬

最後に、予防接種をしていない僕がいうのもあれですが、狂犬病は甘くみないほうがいいです。

タイをはじめ、世界にはもう笑っちゃうくらい野良犬がはびこっている国がたくさんあるので、日本で噛まれたことないし大丈夫!とか思ってるとマジで危ないです。

中には、お前大丈夫か?ってくらい身体中に謎の斑点があったり、やたらと気性が荒かったり、目がイっちゃってたりと、

直感で「あ、こいつやばい」

って思うような犬もたくさんいるので、まず海外で犬を見かけたら、日本で見かける犬とは違う生き物としてとらえるのがいいかと。

ちなみに犬以外にも哺乳類なら全ての動物が狂犬病ウイルスを持っている可能性があるので、

  • 洞窟や遺跡でコウモリがいたら、そっと建物から出る
  • 動物に手で餌をあげない(唾液から感染する)
  • 野良猫などにも安易に触らない

など、とにかく動物と接触する際は細心の注意を払うようにしましょう。

あくまで判断材料のひとつとして。

長期で旅行する際にはいろんなワクチンを打つことになると思いますが、狂犬病に関しての判断は本当に人それぞれかと思います。

僕は相当なめんどくさがりなので、一度危ない目にあっても予防接種は結局しないまま現在にいたりますが、代わりに野良犬と出会うたびに底知れぬ恐怖を覚えるということは、経験者として最後にお伝えしておきます。笑

以上、この記事が少しでもワクチン接種に対する判断材料になれば幸いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました