本当は行くつもりのなかった戦争記念館。
世界一周のはじめに韓国に来た理由はただ一つ、北朝鮮との国境、北緯38°線にある板門店に行くことでした。
日本で事前にツアーの予約しておいたのですが、なんやかんやあり、予約ができていなかったという最悪の状況に。
いやなにしに韓国来たんだ…。
ということでせっかくなので、韓国の歴史を戦争を通して見ることができるという戦争記念館に行ってきました。
結果、これ無料でいいの?というくらい大満足な観光となりました。
ソウルの戦争記念館の基本情報

戦争記念館の入口
ソウル戦争記念館の営業時間&料金
営業時間:9:00 – 18:00(入館は17:00まで)
休館日:毎週月曜日
入場料:無料
ソウル戦争記念館へのアクセス
地下鉄4・6号線サムカクチ(三角地)駅から徒歩5分
その他
日本語ガイドあり
まずは記念館の外を徘徊
ソウルの戦争記念館は外にも様々な展示物があるので、そのまま建物内の直行してしまうのはもったいないです。
インパクト大の「兄弟の像」

兄弟の像
入り口から入ってすぐ、見えてきたのはドームの上に立つ「兄弟の像」。この像は朝鮮戦争の際に生き別れた兄弟をイメージして作られたものです。

朝鮮戦争のモニュメント
奥に進むとこんなモニュメントもありました。
記念館の外には兵器がたくさん

米軍の戦闘機
朝鮮戦争の際に実際に使用されていた戦闘機や戦車などが展示されています。
中にはその後、ベトナム戦争に使われたものもあるそうです。

韓国軍の戦闘機

朝鮮戦争で使われた戦車

戦車の内部
戦車の内部戦車の中まで見ることができます。実際に入ってみるとめちゃくちゃ狭く感じました。

韓国軍のミサイル
ミサイルも展示されています。

機関銃
こちらは対戦闘機、対戦車用の機関銃。
第二次世界大戦と朝鮮戦争の際に使用されていたものです。

国連軍の国旗
朝鮮戦争の際に国連軍として参加した国の国旗が飾られています。
もちろん日本のものはありません。
戦争記念館の内部に潜入

戦争資料館内部
外をある程度見て回り、いよいよ記念館の内部に潜入しました。
雰囲気は日本によくある、◯◯ホールみたいな感じです。
ソウルの戦争資料館が伝えるメッセージ
これ、いつの時代の景観だったか忘れてしまいました…
ただここで印象深いメッセージが展示されていました。
戦争記念館は韓国の希望に満ちた未来と世界平和維持のため、「平和な時に戦争に備えろ」という貴重な歴史的教訓を伝えている。
そうやって世界中に兵器がどんどん溢れていく。
悲しいですが、今のところそれが最適解なのもまたまぎれもない真実ですね。
豊臣秀吉による朝鮮出兵に関する資料

朝鮮侵略の絵
秀吉が朝鮮侵略のために上陸した時の状況を表現しています。
これ李舜臣なのかな?ちゃんと読めばよかった…。

当時使用されていた武器

朝鮮出兵時の絵
心なしか、日本のお侍さんがすごい悪い顔で描かれているような…
安重根のピストル

安重根が使用したものと同じタイプのピストル
伊藤博文の暗殺に実際に使用されたものと同じタイプの銃です。
日本では暗殺者として知られる安重根ですが、韓国では英雄として扱われているのは有名な話ですよね。
韓国光復軍の国旗

韓国光復軍の国旗
韓国光復軍の国旗。
この色は何を意味しているんですかね。
朝鮮戦争のシミュレーション映像
スクリーンに映し出された朝鮮戦争時のシミュレーション映像。
かなりのリアリティがあり、恐怖心をかき立てられました。
朝鮮戦争時代の写真
太平洋戦争が終わって間もなくまた戦争。
当時の朝鮮に住んでいた一般の方々の苦悩たるや計り知れません。
いろんな国の言葉で「自由」と「平和」の文字が…
戦争に関する多くの資料を見てどんよりした後に、少しほっとするような空間でした。
まとめ
韓国にある戦争記念館なので、もちろん韓国主観ですべての展示が行われていますが、僕が見た限りではそこまで偏った見解を示すものは見られなかったです。
韓国の歴史についてはもちろん、度々登場する日本に関する資料によって、日本の歴史を違った視点から考察するいい機会になりました。
板門店ツアーは、近いうちにリベンジします。
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