ソウルの戦争記念館で感じた日本の歴史教育の限界

韓国旅行

ソウルの戦争記念館で考えさせられたこと

朝鮮戦争をメインに据え、韓国の様々な戦争の歴史に関する資料が展示されているソウルの戦争記念館

ここで見た2つの映像作品から、戦争が作り出すもどかしさと、僕ら日本人がいまできることについて未熟者なりに考えたので、共有させていただきます。

日韓の憎しみ合いはいったいなんだったのか

日本軍と相対する朝鮮軍の将校をモデルにした短編ドラマの中で、日本の兵士がいかにも「悪」という描かれ方をしていました。

そして、その映像からは、朝鮮側の本気の憎しみが伝わってきました。
当時の朝鮮から見たら日本軍はただの敵。ただの悪。この描かれ方がされるのは当たり前です。

ただ、今はこうして簡単に行き来ができるほど近しい国同士なのに、かつてはこんなにいがみ合っていたのかということを改めて感じ、すごく悲しくなりました。

そしてこれと同じように、本当は必要ではないはずの戦争が今も世界中で起こり続けてしまっているという事実を痛感させられました。

 

今も戦争中の韓国で聞く衝撃のセリフ

上記の短編ドラマとは別に、朝鮮戦争を経験したおじいちゃんが、当時を回顧しながら観覧者に語りかけるという映像作品がありました。

この映像のラストシーン、朝鮮戦争の停戦後に復興を遂げたソウルの街が映し出された場面で、

「二度とソウルの街からこの美しさが消されることがないように願う。」

というようなおじいちゃんのセリフがあります。
日本では例えばこのような表現を聞いてもどこか他人事というか、完全に平和ボケしているので、

「東京が消滅することは当然みんな嫌だけど、そんなこと起こりようがないし、心配するだけ無駄」

といった感じに受け流す程度でしかないと思いますが、韓国でこのセリフを聞くと本当にぞっとします。

直接的な表現はしていませんが、未だに北朝鮮との戦争が終わっていないという事実が突きつけられ、ただの常套句ではなく、本気の願いであることを感じさせられます。

一般人にはなにもできないけど。

国同士の揉め事を解決するのは政治家の役目。

でもその政治家を制御するのは僕ら一般人の役目。

一般人が作り出す「社会の空気感」ってバカにできないと思うんですよね。

ただ、社会の成熟度によって、その空気感が直接争いに繋がってしまうケースも多くあるので、少しでも多くの人が過去を正しく学び、今の事象に当てはめてそれぞれの意見を持つことで、社会の空気感を少しでもマシなものにできたらいいですね。

政府によって過去を学ぶことすら許されない人たちも多くいるのだから、せめて自由に情報にアクセスできる僕らが意識を向けないとやばいですよね。

歴史の授業とはいったいなんなのか

少なくとも僕の記憶上、小中学校の歴史の授業では、淡々と日本において事実とされている事柄を覚えさせられるだけ。
学校のテストもほとんどが丸暗記ゲーです。

それで歴史を学べるとは思えません。

どちらが正しいとかではなく、お互いの立場から事実とされていることをいったん頭に入れ、その上で何がその事象をもたらしたのか、何が最適解であったのか、自分なりの答えを探すこと。

これが大切だと思います。

歴史のテストで答えが一つなんてありえないです。

と、韓国の戦争記念館でまさかの日本の教育問題について考えさせられました。

まとめ

本やニュースなどで知った気になっていた朝鮮情勢。

今回ちょっとだけですが当事者のリアルな空気感を感じることで、日本人としてどのような意識を持ち、どのように世界に目を向けていけばいいのかを考えるいいきっかけになりました。

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